2016-04-21 第190回国会 参議院 内閣委員会 第12号
○参考人(相馬直子君) ありがとうございます。 私は、日本と韓国の子育て支援や保育政策の具体的な比較研究に従事してまいりました。その中で、お隣の韓国は、まさに子供の間の不平等や子供の間の格差に非常に敏感な、いつもそれが争点になり続ける社会でありました、あり続けています。一方、日本の状況、子供の貧困、阿部彩さんなどが御研究で突破口を開かれた、あるいは岩田正美先生などが地道にずっと社会福祉領域で調査研究
○参考人(相馬直子君) ありがとうございます。 私は、日本と韓国の子育て支援や保育政策の具体的な比較研究に従事してまいりました。その中で、お隣の韓国は、まさに子供の間の不平等や子供の間の格差に非常に敏感な、いつもそれが争点になり続ける社会でありました、あり続けています。一方、日本の状況、子供の貧困、阿部彩さんなどが御研究で突破口を開かれた、あるいは岩田正美先生などが地道にずっと社会福祉領域で調査研究
○参考人(相馬直子君) いろいろと調査研究を重ねていますと、地域社会には若い方々で非常に変革者、ソーシャルイノベーションの担い手となって、柔軟にしなやかに、大学や学校に通いながら社会的な課題の解決に取り組んでおられるイノベーターの若者の方々と非常によくお目にかかります。ですので、将来の見通しが暗いといったような認識が一方でございますけれども、一方、そういった社会を新しい手法で新しい連携を模索してイノベーション
○参考人(相馬直子君) 本日はよろしくお願いいたします。 「ダブルケア(ケアの複合化)時代における子ども・子育て政策」というタイトルで意見陳述させていただきます。 まず、ダブルケア、ケアの複合化とは何か。私ども、狭義と広義の意味でダブルケアという言葉を用いています。 狭義の意味では、育児と介護の同時進行下におけるケア負担、ケア責任、ニーズの複合化と複合的課題ということを意味します。これは、二〇